2019年11月、浴室壁を塗り直し、絵を描き直してもらいました。
描いてくださったのは、銭湯絵師の中島盛夫さんです。
今回も前回に引き続き、女湯に桜を入れてもらいました。
富士山と海岸線と桜があるのは、下の2015年の絵も同じなのですが
富士山の色や形、佇まい、海や緑の色など
絵師さんによって全く個性が異なる絵になるのがおもしろいですね。
←中島さんの作成の様子。
←中島さんは銭湯絵に初めてローラー使いを考案し、背景画制作の時間短縮に貢献した方なのだとか。今回ももちろんローラーでガシガシ進めていきました。
2015年7月、浴室の絵を描き直してもらいました。
依頼したのは、現在日本に3名しかいない銭湯絵師の1人・丸山清人さん。
銭湯のペンキ絵はだいたいが富士山か山、松の木、海や湖、川、島、そして雲など。
そのため色味が決まってしまうのですが
女湯にはもう少し華やかさがほしかったので、桜を描いてほしいと依頼しました。
それで完成したのが上の絵です。
丸山さんも銭湯の絵では、これまで桜を今描いたことがなかったとか。
とても素敵に仕上がり
「桜もいいね。これから入れようかな」とおっしゃっていました。
←丸山さんの作成中の様子。
足場を組み、簡単な構図を決めたら、一気に筆とローラで
描いて、この大きな絵を1日で完成させます。
80才近くとは思えない身軽さで、足場をぐんぐん渡っていく丸山さん。
笑顔がとても優しい素敵な方でした。
こちらは男女露天風呂の入り口にあるタイル造りの赤富士。
丸山さん曰く
「赤富士は浴室の背景にすると飽きがくるので描かない」
とのこと。
それならばと、タイルで作ってみました。